サイトアイコン Capital P

WordPressのサイト制作請負からプラグイン販売へのモデルチェンジ体験記が公開中

WP TAVERNで “From Building WordPress Sites to Selling Plugins in One Year” という記事が公開された。これは夫婦2人で経営している Barn2 Media という会社が、WordPressのサイト制作請負業からプラグイン販売へとビジネスモデルを変更するまでのストーリーだ。なかなか興味深い内容なので、ざっと要約する。

英語を読める方は原文を当たってみてはいかがだろうか。

この成功体験は日本でも通じるのか?

さて、プラグイン販売の収益を伸ばしていこうと考えている筆者にとっては示唆的な内容であった。とくに「片手間でやらない」というアドバイスにはなかなかクルものがある。

しかし、価格帯については日本にThemeForestのようなマーケットプレースとして目立つものが存在しないので、なんとも言えない。テーマ販売に関しては1万円〜2万円の間で落ち着いているのではないだろうか。

日本というのはなにかにつけてガラパゴス化しやすい市場なので、需要をつかめれば、ワンチャンあるといってよいだろう。海外で人気のあるプラグインを「輸入」するタイムマシーン型のモデルでも案外いけるかもしれない。

[429] [429] Client error: `POST https://webservices.amazon.co.jp/paapi5/getitems` resulted in a `429 Too Many Requests` response: {"__type":"com.amazon.paapi5#TooManyRequestsException","Errors":[{"Code":"TooManyRequests","Message":"The request was de (truncated...)

ただ、この記事を寄稿した Katie Keith の会社は夫婦2人の零細企業なので、その点は留意されたし。従業員20人で顧客が100社という場合は同じようにはいかない。

高品質化と高価格というトレンド

最近のWordPress業界のトレンドとして、高品質化と高価格があげられる。このサイトでも何度か紹介した Pippin’s Plugins もEDDなどの人気プラグインを値上げしており、サブスクリプション型のプラグインも増えている。

これは翻って考えると、マーケットが成熟するとともに、プラグインの淘汰が始まっている証拠だともいえるだろう。生き残っているプラグイン・テーマの製造元はガチでビジネスをやっているというわけだ。

WordPressのようなオープンソースの面白さとして、どこの馬の骨が作ったのかわからないようなものが意外と便利だったりするという「ハック体験」があるのだが、こうしたものは年少期の美しい記憶のようなもので、成熟したマーケットでは成立しづらいのかもしれない(※ 山形浩生「Hackとはなにか」参照)

もしCapital Pで取り上げて欲しいというサクセスストーリーをお持ちの方がいれば、ぜひ以下のフォームからお問い合わせいただけると幸いである。インタビューなどさせていただくかもしれない。

モバイルバージョンを終了