年末に WP-CLI プロジェクトが WordPress.org の公式なプロジェクトとして今後様々な支援を受けて行くことが決定しました。
多くのことはまだ確定ではありませんが、リードディベロッパーの Daniel Bachhuber 氏が「Let’s do this!」というタイトルの記事を Make WordPress CLI に投稿しました。
内容を要約すると以下のような感じです。
- WP-CLI のウェブサイトはGitHub ページとして公開されているが、今後 wordpress.org の一部として移行する予定。すでに国際化されているが、それについてどうなるかは未定。
- 現在の GitHub のリポジトリは可能であれば github.com/wordpress 以下に移行したい。
- 現状は事実上 Daniel Bachhuber 氏がひとりでメンテナーとして活動しているが、可能であればあと数人レギュラーのメンテナーを採用したい。
あまり日本では知られていませんが、WP-CLI には WordPress と同じようにパッケージコマンドと呼ばれるプラグインシステムがあります。
http://wp-cli.org/package-index/
この投稿ではそれについても言及されていました。
- パッケージコマンドのリストのページを自動生成する。
- パッケージコマンドごとにダウンロード数やインストール数、スターの数等を表示したい。
- 定期的にアップデートされているものや、複数のメンテナーがいるもの、その他クオリティが高そうなものをハイライト表示したい。
- 定期的にテストを実行したい。
また、今後は WP-CLI のリポジトリをサブコマンドごとにわけてメンテナンスして行くことも検討しているようです。
追記:
別件で Daniel 氏と話したついでに本件について聞いてみたところ、パッケージコマンドの掲載については複数のメンテナーがいること、テストが記述されていることなど、WordPress のプラグインよりも厳しめに審査をする方向性とのこと。
また、WP-CLI に今後実装していきたい機能として、スナップショット機能などのアイディアを募集しており、それらは以下のリポジトリの Issue として順次ディスカッションして行く予定とのことです。