WordPress.org がwp-cli 開発のためのインフラと資金を公式に支援

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WordPress をコマンドラインから操作することができるインターフェイス wp-cli が、WordPress.org の支援を受けることになりました。Matt Mullenweg が Make.WordPress.org に投稿を行い、支援体制を整えることを発表したものです。

Supporting the Future of wp-cli

現在 wp-cli.orggithub, twitter などのすべてが、オープンソースプロジェクト WordPress.org の傘下におさまることになりました。CLI Make (make.wordpress.org/cli) が開設され、その他の Make ブログと同じように P2 などの開発者が議論をしたりレポートしたりできる場所ができます。

また、Matt Mullenweg が主導して、WordPress エコシステムで活動する会社をとりまとめて、Daniel Bachhuber 他のコントリビューターが持続可能な形で wp-cli をよりよくしていけるサポート体制を作ります。詳細は未定ですが、Daniel によって展開されている wp-cli のプレミアム・サポートや独自コマンドの開発サービスである、runcommand.io を通じて行われる見込みです。

この動きの背景には、今月(2016年12月中旬)に書かれた、How much is WP-CLI worth to you? | WP-CLI という記事にもあるように、開発をリードする Daniel Bachhuber さんによる問題提起、アピールがありました。これまで、基本的には無償のボランティアの時間を使って、一度だけ A more RESTful WP-CLI という Kickstarter でのクラウドファンディングの資金を使って開発が行われてきましたが、その体制が限界に来ており、主に企業によるサポートを受けることを模索してました。以下のようなツイートでも、wp-cli が大きくなるに連れて無償でメンテナンスすることが限界に来ているというアラートを出しています。

また、オープンソース開発者のお金の悩みガイドブックが公開中にもあるようにパトロンモデルも模索していた。

以下のスクリーンショットは、Make.WordPress.org の Slack の #cli で、これらの投稿やツイート、それらを受けてのコミュニティのメンバーや企業とのやりとりを見て、Matt と Daniel の間でなされた短いやりとりです(熱い!)。

Matt「何かできることある?」Daniel「続けたい。大きくしたい」Matt「分かった」のやりとりの図。
Matt「何かできることある?」Daniel「続けたい。大きくしたい」Matt「分かった」のやりとりの図。

この動きにより期待されることは、wp-cli が WordPress.org のプロジェクトのひとつとして、コアやドキュメンテーション、サポートやテーマレビューやデザインチームなどと同じインフラ傘下に存在することでより多くの参加者が得られること、また、資金面を含めたサポートにより、Daniel 本人やその他の貢献者の開発のためのリソースが確保され、wp-cli の開発スピードが上がることです。

wp-cli は、WordPress をビジネスに活用する多くの(ほぼすべての)企業や個人によって利用されています。その割に、その開発が個人に大きく依存しており、これまでに資金的なサポートがなかったことは大問題でした。持続可能な形でプロジェクトが進行することが可能になったのが嬉しいです。

多大な貢献をしてきた人が、ビジネスによるマネタイズなど資金確保の動き(runcommand.io)もとって、最終的には、その恩恵を受けているコミュニティや企業からきちんとした形でサポートを受ける事例になりそうです。

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