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WordCamp US レポート 3日目 コントリビューターデイ

3日目のレポートは WordCamp US 最後のイベントであり、僕が一番楽しみにしてた日、コントリビューターデイです。

会場はこんな感じの部屋が2つ。右側が無駄にあいてるのはなんだろうと思ってたらランチが並ぶためのスペースでした。

入り口にいきなり Code of Conduct があって、へ~と思いながら写真を撮ったら WP-CLI のリードの Daniel さん(写真の右側にいる立ってる人)がヘラヘラしながらよってきました。

「パーティーで飲みすぎてない?」って聞いたら「僕はWordCampの間は、お酒と糖分を控えて、最低7時間は眠ることにしてるんだ。だからめちゃくちゃ健康だよ。」とのこと。この人オンラインではつっけんどんな時があるのですが普段はいつもヘラヘラしてて面白いです。開発の話になるとちょっとめんどくさくなるんですが。笑

さすが本場のコントリビューターデイだけあってチームは、サイトに掲載されているすべてのチームがあります。

Making WordPress

コアはさらにJavaScriptとかRESTとか細分化されてそれらごとに別々のスペースがある感じ。

CLIチームには約10人の人がきてくれまして、今日の最初のトピックは僕が過去にやった修正がいつの間にか仕込んだ互換性に関するトラブルに対するものでした。

https://github.com/wp-cli/wp-cli/pull/4458

参加者の中に、完全に新品のパソコンを持ってきた人が2人いまして(笑)、その中のひとりはインド在住のコミッターの Sid だったので、「ここはコンピューター初心者がくるところじゃないよw」とか冗談を言いながら、参加者の環境構築を手伝いながらディスカッションをする感じ。

途中でリードのDanielが帰ってしまい(彼はいつも午前中で脱走する!)、コミッターたちで分担して初心者の皆さんに環境構築をレクチャーしたのですが、僕が担当した人たちは無事に環境を構築できて、プルリクやIssueをたてるところまでいけて喜んで帰ってくれたので良かったです。

僕が仕込んだバグは結局想像よりも根が深いものだったので。どうしようかね。へへへって感じになってしまいましたが。

以下の写真は5人いるコミッターのうちの4人で撮った写真です。

左から、インド在住の Sid、アメリカ在住でリードのDaniel、ドイツのAlain、そして僕です。アイルランド在住の gitlost さんという人が今回は不参加でとても残念。5人で写真撮りたかった!

普段はオンラインでやりとりしてて、今日はじめて集まったわけですが、「いえーす!」とか言いながらハイタッチしたり凄く楽しかったです。

このメンバーで世界中のホスティングサービスにインストールされている WP-CLI を開発しています。Disりたくなったら顔を思い浮かべてください。笑

そんな中で今日驚いたのは、コアコミッターの John Blackbourn さんが突然隣に来て、僕のパソコンを覗き込んで「何してんの?」って聞きにきたことで、「フレームワークのここの部分にレスポンスが遅いところがあってキャッシュを実装すると改善するかどうか試してるんですよね。」みたいなことを必死こいて説明したのですが、僕のひどい英語を熱心に聞いてくれて、さらに彼らが社内(Human Made)で使ってる自社開発のCLIツールについて教えてもらったりしました。

あとWP-CLIのヘルプが WordPressのドキュメントのスタンダードにマッチしてないと指摘をもらい、それについては一般的な開発でも役立ちそうな内容だったのでいい勉強になりました。

そしてなんとその後、同じくHuman MadeのCTOのJoe Hoyleさんも「うちのツール(Vantageという名前らしい)に興味あるんだって?質問ぐらいなら答えてあげるよ。ソースはあげないけど。」とふらっと来てくれて、すごく感激しました。

その社内ツールとはどんなシステムかというと簡単にいえばウェブベースのSSHクライアントなんですが、WP-CLIコマンドだけが実行可能になってるのと、SSHの鍵を共有しなくてもいいようにウェブアプリベースでアクセスコントロールをしていることが特徴です。

僕がひと目で惚れたのは通常は以下のようになってるプロンプトが

[user@localhost] $

以下のような感じになってたことです。

[user@localhost] wp >

全体のGUI的には、左側のメニューにAWSの各インスタンスが並んでて、右側はコマンドを入力するためのターミナルになってる感じ。

これについて「コマンドの結果はどうやってとってんの?Socket.ioとか使ってる?」「いや、Ajaxでやってるけどwebsocketとかは使ってないよ。シンプルに最大2秒間レスポンスを待たせてる」とか「CLIコマンドはどうやって送ってんの?WP-CLIのエイリアス?」「いや、AWSのAPI(CLI?)とWP-APIをつかってるんだよね」とかいろいろヒントになることを教えてもらいました。

この Joe さんは立ち居振る舞いがかっこよくて、やばいです。惚れてしまいそう。そして経営者なのにバリバリのエンジニアなのがすごい。

お土産を大量にもらった

本日 wapu.us というサイトを運営している James Tryon さんから声をかけられ、ピンバッジを渡すので日本に持って帰りませんか?ということで大量にいただきました。

Home

この人がJamesさん。

以下はもらったピンバッジです。映画とかホスティングサービスのブランドとか、いろんなものをモチーフにしたわぷーがあります。10種類ぐらいかな。

岡本秀くんにも大量におすそ分けしておきましたので、彼からももらってください。

ちなみに彼はみんなが作業をしている長机のど真ん中で盛大に居眠りをぶっこいてましたので渡さないでおこうと思っておりましたが、プルリクがマージされてたようなので、ここで暴露する代わりに渡しました。暴露することは本人には言ってませんが。笑

あと他にもWP-CLIチームとして、ステッカーとピンバッジを支給してもらいました。

バッジは国内のコントリビューターデイとかのたびに本家から送られてくると思いますが、ステッカーは日本では僕からしか入手できないレア物です。ほしい方はぜひ声をかけてください。

WordCamp US全体で感じたこと

楽しかったです。終わってしまったのがさみしい!

普段 GitHub でやり取りしてる人たち、特に WP-CLI チームのメンバーとは、別れ際の握手の握力が強いんですよね。国籍がばらばらな人たちとこんなふうに一緒になにかに取り組むことは数年前までかんがえられなかったことですし、雲の上の存在のように感じてた人たちと一緒に仕事をさせてもらう機会がえられるなんてお金を払ってもいいぐらいの貴重な経験だと思っています。

海外のWordCampはそういう人たちと実際に会って話をするいい機会になります。

あと、WordPressコミュニティですばらしいのは多様性です。今回もたぶん10カ国以上の人たちとわいわいしたと思います。(でも多様性という意味では今回のWordCamp USはちょっと物足りなかった気がする。)

来年の6月には WordCamp EU があります。リードオーガナイザーの1人 Milanさんとも仲良くしてもらってるのですが、とても美しい場所だそうなので絶対行きます!

左が GoDaddyのMilanさん、真ん中がAutomatticのLucaさん。この2人やたら仲がいいw

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