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[PR]『WordPressのやさしい教科書。手を動かしながら学ぶ実用サイト作りと正しい運用』レビュー

先日MdNより発売された『WordPressのやさしい教科書。手を動かしながら学ぶ実用サイト作りと正しい運用』の最新版をご恵投いただいたので、レビューをさせていただく。

申し訳ございません、このリンクは現在利用できないようです。のちほどお試しください。

本書はWordPressにはじめて触れる人を対象にした入門書である。「仮想のカフェのサイトを構築」することがチュートリアルに組み込まれていることもわかるとおり、まさにMatt MallenwegがGutenbergプロジェクトのターゲットに据えた「カフェの店長」が想定読者である。

インストール、レンタルサーバーの選定などの最初のセットアップから、テーマ選び、プラグイン選びなどについてもわかりやすく説明されている。

スクリーンショットも多用されており、初心者にもわかりやすい。

テーマカスタマイズの方法などはCSS編集ぐらいしか説明されていない。現在の「ノーコーディング」トレンドを考えると、こうした入門書からHTML、CSS、FTPなどの単語が完全になくなる日も遠くないだろう。

利用されているテーマ・プラグインのリスト

さて、本書でカフェサイトを作成するために選ばれているテーマはというと、Gutenberg対応のデフォルトテーマTwenty Nineteenである。それ以外のテーマは特に言及されておらず、テーマディレクトリ掲載の有償テーマに触れられているぐらいだ。Capital P読者はご存知の通り、この世にはたくさんの有償テーマがあるのだが、公式ガイドライン(100%GPL推奨)にのっとる限り、それらについて言及しづらいというジレンマが感じられる。

プラグインで紙幅を割いて説明されているものは下記。

「意外と少ないな」というのが率直な印象だが、現在のWordPress開発のトレンドを考えると、この方向性はやむなしである。そもそも「プラグインをたくさん知っている」という能力がすでに専門家のそれなので、少なければ少ないほどよい。

今後、目的特化型でないプラグインは、テーマカスタマイザーとブロックエディタの発達によってパージされていくことだろう。

執筆陣について

執筆陣は竹下和人、額賀順子、占部紘、シマキョウスケといったWordPressコミュニティではおなじみの面々だ。そのため、コミュニティ、勉強会、関連メディアなどといった情報が充実している。Capital Pも取り上げられていた。


さて、簡単ではあるが、本書のレビューを終える。Capital P読者には開発者が多いため、参考になるかどうかはわからないが、周囲にWordPressでサイトを作りたいという人が現れたら本書を勧めてみるのはいかがだろうか。

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