HelpHub、ヘルプハブという新しいプロジェクトが進行中ということで、それって何?いつできあがるの?ということをまとめてみます。
HelpHub とは?
HelpHub とは、ユーザーのためのドキュメントで、Help users help themselves(ユーザーの自助を助ける) をコンセプトとしており、WordPress.org/support の一部として機能するようになります。開発者用のドキュメントである、Developer’s Hub との対になるものです。
目的としては、ユーザーがフォーラムへの質問を投稿する前に、自分で疑問を解決できるようにしてほしいということです。既存のドキュメンテーションでは、情報を探しにくいために、今までは重複した質問がボンボン来てしまう、ということを解決したいということです。そのため、検索や見た目の向上、正確にターゲティングされたコンテンツの整備を進めているということです。
roadmap を見ると、2013年に始まっているプロジェクトです。
WordPress を使って構築される
HelpHubはWordPressを利用して構築されます。Wiki でできている Codex と同様の方法を取らなかった理由が挙げてありました。
- 同じ問題に関連するページが重複している。(「始め方」のページが4つある!)
- ユーザー向けの情報と開発者向けの情報がごっちゃになっている。
- ナビゲーションにきついものがある。
- コンテンツが冗長すぎる。
- 関係ないコンテンツが多すぎる。
- Codex では今回の目的に対して機能を改善するのが現実的ではなかった。
個人的には、最後の点はそりゃあそうだろうという感じがします。WordPressが好きな人たちが集まってドキュメンテーションサイトを新規に作ろうというときにWordPressではないソフトウェアを使う理由があるとしたら、目的に対してすごく合致している、ということだと思います。
チーム、リリース日、ステージング環境、貢献
Capital P のメンバー(キャピタリスト!)でもあるタチバナさんがコンテンツのリードをとっております。その他のメンバーについては、上記のリンク先をご覧ください。第一弾のリリース日として、2018年の3月31日を目指しているそうです。ステージングの環境として wp-helphub.com がすでに立ち上がっております。チームのミーティングは夜中の12時にSlackの#docsで、ということです。Github他の議論場所、開発場所もリンク先をご覧ください。