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Automatticの新サービスに「wordpressって書くぞ!」と怒りのYouTube配信

先日お伝えした通り、AutomatticによるWebサイト制作サービスについて否定的な反応がフリーランサーから上がっているのだが、早速YouTube で”I spell it wordpresss now.” という動画が公開されている。

動画の主旨は「Automatticはコミュニティからビジネスを奪っている」ということなのだが、ブロックエディターへの不満なども同時に爆発しているので、積もり積もった怒りがあったのだろう。コメント欄にはMatt Mallenweg本人(ちなみに動画配信者の名前もMattさん)もコメント欄に登場し、反論している。コメントを翻訳すると次の通り。

  1. このビデオのクオリティは素晴らしいね。どうやってやってるの?
  2. プレミアムプラグインが許されていないという反論は事実じゃない。だから、あなたは起きていないことについて攻撃している。
  3. ほとんどのWebホストが”build it for me”サービスのようなものを何年にもわたって提供している。それが問題だなんて聞いたことはない。
  4. Gutenbergは他のビルダープラグインやCMSとは異なる基準を持っていて、アクセシビリティに関しては他のあらゆるページビルダープラグインより優れている。また、動作も早くて綺麗なマークアップを出力する。もう少し深掘りして事実確認ファクトチェックをしてほしい。
  5. 僕らは広告代理店を使ってないよ、考え直して別の側面から批判をしてほしい。
  6. ある人は4,900ドルが高いといい、別の人は安すぎるというのは興味深いね。優れたコンサルタントは彼らが得る額の何倍もの価値を産むけれど、価値を生み出すことの意味は時代と共に変わってきている。25年前はHTMLを知っているだけですごく価値があったけれど、いまでは最低限必要なものテーブルステーキでしかない。駆け出しの頃はWebサイトを作ったり、誰かのためにコンピュータの部品を集めることに500ドルを請求していた。ShopifyやWix、Squarespaceがあれば誰の手助けも借りずに月10ドルでWebサイトを作り出せるという下方圧力は存在する。時代と共に作り出される価値に対する値段は変わるんだよ。
  7. このプログラムのサイトは、もし必要ならプレミアムプラグインを買って利用することもあるる。それって素晴らしいことだと思う。
  8. 2015年以前にあなたのポッドキャストに出させてもらったよね、また来れて嬉しいよ。2019年10月のカレンダーのリンクをメールで送ってくれたみたいだけど、2日後に”ぜひ参加させてもらうよ、タイラーが僕のカレンダーを管理しているから適当な日付を見つけてね”と返信した。Automatticの毎年やっているグランド・ミートアップの最中だったから、お互い忘れちゃったみたいだよね。もう一度調整してもらえたら嬉しいよ。
  9. 質問するのはいいけど、Automatticがサードパーティーのコミュニティを破壊しているとか、気にも止めていないとか、悪だとか、WordPressを破壊するとか、そういうことを何年もやっているとか、そうした予言は当たらないよ。何年ものあいだ、何十万ものフリーランサーが、何千ものビジネスが生まれ、WP.comではないホスティング企業が有料で何百万ものサイトをホストし、プラグインは数えきれない何百万ドルを稼ぎ出した……どこかの時点で君は仮定とアプローチを変更したかい?
  10. 僕は積極性や善意でやっていることでいままでのやり方からはずれたことで誰かに誤って欲しいとは思わない。長い間なにもしないままでいると、いまアメリカが示しているような分断が起きてしまう。(※意味よくわからず、ブロックディターが引き起こしたエラーについて? わかる方コメントお願いします Capital P会員からアドバイスもらいました!)
  11. このプログラムがフリーランスや小さい制作会社を傷つけると確信していたらやっていないよ。時には大きな反動もあったけれど、エコシステムとコミュニティを成長させてきた実績がある。

WordPressではAutomatticが何かをするとコミュニティから反発が上がる。実際にAutomatticがビジネスを破壊するかどうかとは別に、単なるAutomattic嫌いも存在するだろう。コミュニティの意見が常に正しいかどうかは疑問があり、たとえばブロックエディターのようなものはトップダウン式に進めないと実現しなかったと思われる。

コミュニティに相当コミットしていない限りはあまり怒ってもしょうがないというのが筆者の意見なのだが、みなさんはいかがだろうか。他にも興味深い論争がコメント欄で繰り広げられているし、なにより本人降臨は貴重な機会なので、ぜひみていただきたい。

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