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WordPressがIE11のサポート終了を検討中

WordPressコミュニティの開発チームはInternet Explorer 11のサポートを終了しようではないかという提案を行っている。3月18日までに大きな反対がなければ採用されそうな見通しだ。サポートを終了する理由としては以下の通り。

  1. IE 11のサポートはすでに終了している。
  2. 各種統計により1%以下のシェアになっている。
  3. WordPressの管理画面で表示されるブラウズハッピーでは、1年以上前から警告が出ている(=周知は十分している)
  4. Microsoft自体が2021年8月に自社サービス(Microsoft365)でIE11のサポートを止める予定。

IE11のサポートを落とす要望はとりわけブロックエディター開発チームで頻繁に議論されているようだ。膨大なポリフィルを減らすことができ、JavaScriptのサイズは7.8%程度削減できるとのこと。GoogleのPage Speed Insightsを利用にした人なら、後方互換をたもつためのポリフィルが「不要なJavaScript」と判定されて減点された覚えがあるだろう。

提案の中ではネガティブな側面も取り上げられており、スクリーンリーダーを利用する人の11%程度のシェアがあるようだ。また、経済的に新しい環境にアップデートできない人がいることもアクセシビリティの問題としてとりあげられている。

筆者のような中年Web開発者は”Internet Explorer”と聞いただけで具合が悪くなる人が多いと思う。そうした人にとってついにIEのことを考えなくて済むようになるかもしれないというのは朗報ではないだろうか。受託案件にいそしむ方々も、「いやー、WordPressがIE11のサポートやめたんで!」と元気よく言い訳できる日は遠くないはずだ。

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