WordPressには Statistics というページがあり、WordPressに関する統計情報を見ることができる。それによると、WordPress 5.0 以上にしているユーザーは50%強といったところで、まだ半数近くが5.0未満に止まっているようだ。
やはりクリティカルな理由としては5.0から採用されたGutenbergことブロック・エディターなのだろう、バージョン4.9の多さが際立つ。そこで筆者はtwitter上で簡単なアンケートを取ってみた。こちらがその結果である。
最多はClassic Editorが動かないである。テーマ・プラグインが対応していなくてもClassic Editorを利用すれば問題ないはずなのだが、「動かない」という回答が多かった。筆者は動かなかったことがないので、なんらかの人気プラグイン(改行をbrにするやつとか?)との相性が悪い可能性などが考えられる。
また、リプライに寄せられた「その他」では「時間が取れない」「怖い」などの理由が挙げられていた。限られたリソースでWebサイトを運用している企業などでは、なにか起きたときに対応に時間を取られるのが嫌なのだろう。
こうした取り残されるユーザーが一定数いることは仕方ないともいえる。Microsoftでさえ、古いOSのサポートに長年苦しめられてきた。ある人はこうした状況をWordPressの欠点と考えるだろうし、ある人はビジネスチャンスだと考えるだろう。
なんにせよ、リリースから半年経っても半分はWordPress 5.0に上げていないという状況である。アップデート体験において、なんらかの改善すべき要素があることは間違いない。
なお、WordPress5.2からPHP5.6以上が必須要件となったが、PHPのバージョンに関しては80%以上が5.6以上のようだ。ホスティング企業などの努力により、PHPのバージョンアップは続いている様子。
また、言語別だと日本語は英語についで2位、言語人口を考えると、かなり使われていると考えてよいだろう。Statisticsのページを時折見返すようになると、WordPress事情通としては上級者だ。
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