WordPressのもっとも有名なSEOプラグインのひとつであるYoast SEOが、フルタイムでWordPressの本体の開発に時間を使いたい開発者というポジションで求人をしています。
Yoast SEOとは、WordPressのSEOプラグインで、その開発、運営をしているのが50人近くのチームメンバーからなるYoastという会社です。
アメリカのWordPressメディアWP Tavernの、63% of WordPress Core Committers Are Not Employed by Automatticという記事と以下に引用する図表によると、WordPress4.4のコミットのうち、Yoastの社員によるものが10%を占めています。このチャートは1年以上前の情報であることに注意が必要で、たくさんの会社が貢献をしているという傾向は強くなっています。
代表者のJoost de Valk自身も、WordPressの2.3以来16のメジャーリリースに貢献している開発者で、この他、Rarst他のコントリビューターもおります。
PostStatusに掲載されている詳細 WordPress core developer at Yoast • WordPress Job によれば以下のような条件となっております。
- すでに複数のパッチがマージされている
- コミュニティーの中で自分のポジションをすでに示すことができている
- フルタイムのうち、50%をYoastと同意するプロジェクトに費やす(後述)
- その他の時間はそれ以外の、WordPressのコアやMeta、あるいはYoast SEO Pluginに使う。
- オランダにある事務所で働いてもいいし、リモートでも可能
上記のうち、Yoastと同意するプロジェクトの例としては以下のものがあるようです。
- Javascript Hooks: 主に管理画面において Javascript に対してフックしていく方法が貧弱なのを強くする。
- XML Sitemapsをコアで実装する。REST APIを利用したいいアイディアがあるらしい。
- JEDというJavascript で Gettext を利用するライブラリをコアに入れる。
上記のものは、Yoastが必要としているものでありつつ、WordPressを利用する多くの人たちにも恩恵のあるものとなっていて、面白い採用方法だなぁと思います。
また、WCUSやWCEUの懇親会などで、誰がどこで働き始めたという話はけっこうよく聞きます。貢献者を雇うっていう○○みたいな会社が増えるっていいよねというのも聞いたことがあります。ひいてはそのプラグインの地位をきちんと上げてくれる採用にもなるのだと思います。私個人にとっては、すっごいイメージ良くなります。
Post Status のジョブボード?
こんなポジションでの採用があるんだぁということに気がついたのは、 WordPress 関連の仕事のみを厳選してリスティングしているジョブボードをちら見していたときのことでした。以下のページでいろいろ見られますので、どういう会社がいるのか、どういう仕事が必要とされているのか見てみると面白いと思います。