WP TAVERNの記事 “Tailor Page Builder Plugin Discontinued, Owners Cite Funding, Gutenberg, and Competition” によると、人気プラグインの Tailor Page Builder が開発を終了したようだ。終了の経緯は以下の通り。
- 元々の開発者がオープンソースとして2016年にリリースし、わりと人気になる
- 開発が大変すぎるので、別の会社に格安で譲渡
- ところが、譲渡された会社が開発終了を宣言
なお、いまはオープンソースとしてコミュニティで引き続き開発する人を求めているようだが、元の開発者はメンテナンスをするつもりがないようではある。
さて、興味深いのは買収した会社が開発終了の理由として挙げた点である。
- 思ったよりもメンテナンスコストがかかった
- GutenbergがWordPressに導入されたら、ページビルダーの市場はほとんど占有される
実際のところ、買収した会社にそもそも開発力がなかったというのが正直なところではあろうが、それにしてもGutenbergがページビルダー市場のパイを占有するというのは間違いないだろう。
ページビルダーをサイトのコアな機能として使っている方は、今使っているページビルダーがはたしてGutenbergに対応する気があるのかどうか、熱心にウォッチしないと痛い目を見る羽目になるかもしれない。
ちなみに、WP TAVERNの記事では有力なプラグインとしてCapital Pでも紹介した Divi, Beaver Builder のほか、Pootle や Elementor などが挙げられているので、興味がある方はチェックしてみてはいかがだろうか。
ポスト Gutenberg 時代の生き残り方は?
筆者はページビルダーの作者ではないので特に困らないのだが、たしかにGutenbergはその名の通り——ヨハネス・グーテンベルクが出版の歴史を変えたように——ゲームチェンジャーとなるだろう。
そうなると、プラグインやテーマの開発者はGutenbergに寄生するビジネスモデルを展開するのが良さそうだ。特にテーマカスタマイザーとエディターの領域はコアチームが熱心に取り組むことになっているので、それを補完あるいは改善する機能を作るのは賢い選択とはいえない。これからどでかいロードローラーが通る道の雑草を一生懸命抜くようなものだ。
ではどうすればいいかというと、筆者もぱっと思いつかないので、なにか良いアイデアが思いつき、なおかつそれが筆者にとってあまり興味のない場合はシェアさせていただく。
そうそう、グーテンベルクは出版の改革者としてその名を歴史に刻まれているが、実は彼の聖書ビジネスは失敗に終わっており、ヨハン・フストという人物が印刷所を取り上げてビジネスを立て直している。新しいものがいつも最初にして最大の成功者になるとは限らない。
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