Matt Mullenweg がAdvanced WordPressのFacebookグループ上で行われてきた動画インタビュー+Q&Aセッションのシリーズの最終回ゲストとして登場。もろもろ語っていたのだけど、印象に残ったところを抜粋してみます。
Gutenbergがコアに入ったその後のこと。
もうちょっと将来のことを語ってよ、という質問に対しての答えで、こんなこと言ってました。
- 第一段階は Gutenberg でコンテンツを編集できるようになる
- 第二段階は Customizer が合体して、ブロックベースでサイトを編集できるようになる
- 第三段階は 上記の2つの段階を経て、それに対応したテーマやプラグインがいっぱい出てきて風景が変わる
第二段階は、ウィジェットやメニューがブロックになる、みたいなことを言っていましたので、
5.0 のリリースは多分4月ではない
昨年のWordCamp USで、4月を目処にするということを発表していましたが、延期になりそうです。5.0に間に合わせるのではない、Gutenbergの準備ができたら5.0が出るのだ、ということはずっと言われていました。まだもう少し時間がかかるということです。こういう新しいものを作るときに、ちょっとバグがあったり何か不便なことがあると、新しいものの本質的な価値ではなく、そのバグや不具合が取り沙汰されて、プロジェクト自体がブーブー言われる、ということを避けたいので、完成度を上げたいということでした。
4月になったら何かある
ところが一方で、4月に何か大きめのことを実施するようではあります。
if you’re planning on aiming for something where a lot of users will be interacting with Gutenberg, aim for April.
「たくさんのユーザーがGutenbergを使うようになる時期を知りたいのなら、4月がいいよ」ということです。なんでしょうね。ひとつかふたつ、何らかのユーザーが多くやってくるようなできごとがあるからね、100%そうなるから、とのこと。
TwentyNineteen が出る
デフォルトのテーマ、現在の最新版はTwenty Seventeenですが、Twenty Nineteenが出ることになりそうです。Gutenbergが何をできるのかということを全部示すためのテーマ、というコンセプトだそうです。Twenty N シリーズがスキップされるのは初めてですね。選択と集中ということなんでしょうか。
メジャーリリースっぽい4.9.xが出る可能性
今のところ想定されているものはないですが、もしもGutenbergの完成度が上る前に機能的な改善が必要だと判断された場合、4.9番台のまま機能追加的なリリースがあるかもしれないとのことでした。4.10とかいけばいいのに、とはちょっと思いますね。
ドラッグ・アンド・ドロップは使いにくい?
将来的にドラッグ・アンド・ドロップになる?と聞かれて、アクセシビリティーについての不安についても触れながら、そもそも使いにくくない?ということを言っていました。「フォントサイズ選ぶときのスライドのやつとかもね。32にしたいのに、31と33を行ったり来たりしちゃうよね」とのこと。
Gutenberg Ready なテーマやプラグインが増えてほしそう
AWPのグループには人がいっぱいいるけどできることは何?という質問に対して、AWPグループはAdvancedなので、、という前置きを置きつつ、プラグイン開発者に話しかけてよ、とのことでした。対応しているプラグインが増えてほしいということと、プラグインからのフィードバックが重要だと思っているということでしょうか。
こんなところです。