本日、WordPress4.9 がリリースされた。Capital Pでも変更点について何度か事前にお知らせしていたので、「またか」と思われるかもしれないが、ご容赦いただきたい。
主な改善点
- カスタマイザーの変更: プレビュー、ロック機能、スケジュール(デザインの変更適用を予約できる)など
- ファイルエディター: シンタックスハイライター(CodeMirror)の7年越しの採用、サンドボックス(Fatal Errorを避ける)などなど。
- ウィジェットの改善: テキストウィジェットの改善、テーマ切り替え時のウィジェト保護、メニュー作成プロセスの改善
その他、地味な改善点としては、5.0で採用される新エディタGutenbergのためのAPIエンドポイントなどが追加されている。
また、これは日本語ユーザーにとって重要な問題であったタグ入力欄でIME入力を完了させる前にタグが決定してしまう問題が解決している。
これにより、筆者の作った神プラグイン IME Ready Taxonomy はお役御免となったわけだ。
今回はWordCampのコントリビューターデイで入れたコミットが採用され、日本人コントリビューターの名前も多く見られる。
このアップデートの意義
以前の記事で西川が触れていた通り、4.9はWixやSquarespaceといったサービスを強く意識したアップデートとなった。
筆者のように自作テーマしかほとんど使ったことのないユーザーにとってはあまり馴染みのない部分だが、「ホームページをはじめて作るカフェの店長」を意識したアップデートになっている。
このCapital Pでは早速4.9にしてみたが、いまのところ快適に動いている。それでは皆さんも早くアップデートして、ハッピー・ブロギングを楽しんでほしい。