WooCommerce について (番外編: Capital C)

どうも、こちらで投稿するのは、はじめての Shohei Tanaka です。WooCommerce 周りでチョロチョロしている者です。

今後、時間を見つけて、こちらで WooCommerce の記事を書いていこうと思っています。という事で、まずは最初なので、 WooCommerce の歴史的な何かについて書こうかと思います。

WooCommerce シェア拡大の歴史

そもそも、WooCommerce は WooThemes という南アフリカのリモートワークを中心にしていた会社が作った EC プラグインです。WooThemes は名前の通り、最初はテーマ作成・販売の会社でした。そして、今から12年前(確か。少し間違っていたらゴメンナサイ。公式プラグインとしての公開は多分9年前)に EC 拡張用プラグインとなる WooCommerce を発表したのです。

そして、その当時他にもあったEC用WordPress拡張プラグインも多くあった中、シェアを伸ばしていって、個人的な認識では2013年のWordCampEurope (確かヨーロッパ統括の初開催?)でプラチナスポンサーをなさった時期から1年間で他とのシェアが一気に差が付いたイメージがあります。ちなみに2014年2月にバージョン2.1をリリースして国際対応をしっかりしたという経緯も影響は大きいかと思います。

今ではオープンソースソフトウェアのECシステムでは世界的に最大シェアを取る状態になっていて、しばらくはこの状態が続くかなと思います。

かく言う私は2013年の夏前ぐらいからWooCommerceのコアのコントリビュートに国際対応の部分で関わらせてもらって、日本語対応や多言語対応の事などを当時の担当者(今では結構いなくなっている)とやり取りをして、日本向けの適応プラグインを個別に作るようにするなどの決め事をしたのを覚えています。そして、2014年のWordCampTokyoでは日本のWooCommerce開発の一企業のブロンズスポンサーとしてWooCommerceの啓蒙活動も合わせてさせていただいた感じです。

そして2014年第一回の WooCommerce Developers Conference(のちのWooConf)がサンフランシスコで開催されて、参加したら予想通り日本人一人しかいなくて(アジア系の人は少しいたけど、多分アメリカ在住とかじゃなかったのかな。その時はボッチだったのであまり話していない。)、でもすごく刺激的なセッションの数々で、WooCommerceに絞って開発を進める決め手になったカンファレンスでありました。まあ、そのカンファレンスの裏でWooThemesの幹部とautomatticのMattが会合を開いていたというのは後になって知ることとなるのですが。。。

2015年に WooThemes が automattic に買収されて、WooCommerce が名実ともに WordPress の EC プラグインの確固たる地位を築いたという感じになります。

それからは、ECシステムのシェアを伸ばしつつ、Shopifyとも比較されながら適材適所に利用されているような感じとなります。

個人的にWooCommerceを一押しする理由

最初の投稿の最後に、なんで私がWooCommerceに絞ってビジネス的にも動いたかということなのですが、基本的には2つの点があります。

セキュリティー対策に適している(WordPress のオートアップデート機能)

2013年当時私はECサイトを構築する請負の仕事をする際には EC cube や CS cart や Zen Cart、Magento などで構築していました。ただ、これらのオープンソースの問題点がセキュリティーアップデートが自動で出来ないということでした。特に当時の EC cube は開発者がソースコードを書き換える形が一般化しており、納品した後にセキュリティーホールが見つかった場合に保守契約を結んでいないと個人情報が盗まれやすくなっていたりしました。

そんな中、WordPress は2013年にセキュリティーアップデートの自動化をコアの機能としてつけることを発表しました。今でも覚えていますが夏のサンフランシスコでの WordCamp でした。私にとってはその時が初の海外 WordCamp への参加でした。その時に Matt が基調講演でWordPress を CMS の枠に捕らわれない新しい WEB システムにしていくことを発表して、その中でセキュリティーの大切さを説明していたのです。

他のオープンソースソフトウェアはセキュリティーアップデートが手動でかつ、運営者レベルでは出来ないものでした。そのため、開発者としてはセキュリティーアップデートを自動でするという仕組みはとても魅力的に写ったのです。

数豊富やフック(カスタマイズがかなり出来る)

今でもそうですが、WooCommerceには多数のフックがあります。そのため、ちょっと大げさですが、不可能なカスタマイズは無いと言えるぐらいです。もちろん、不可能なカスタマイズもありますが。。。

これは、WordPressの開発思想に沿っているのではないかと思うのですが、基本機能だけをしっかりと構築してプラグインなどでしっかりと機能強化が出来るように構築されているのです。もちろん、WordPressのテーマが使えるのでデザインの自由性もかなり高いというのが他のECのオープンソースソフトウェアと大きな違いでした。

そんなこんなで、今でも私が WooCommerce の開発のお手伝いを色々なところでやっているような感じとなります。

出来れば、今後継続的に投稿していきたいと思います。よろしくです。

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