日本のWordCampについてまとめた総合サイト WordCamp Japan が存在することは知る人ぞ知る情報であったが、ついに2021年で初の試みとなるWordCamp Japan 2021がオンライン開催となることが発表された。地域の垣根を超えたWordCampとしてはWordCamp Europeなどがあるが、WordCamp Asiaが延期となったいま、日本が含まれるエリアで初めての複合地域WordCampである。
WordCamp Japan 2021の開催概要
開催予定は2021年6月頃。この頃は東京オリンピック(やるのか?)目前ではあるが、オンライン開催であれば会場準備など気にすることはないので、ある程度柔軟にやれるだろう。
実行委員長は幻となったWordCamp Tokyo 2020の実行委員長に立候補していた戸田秀成氏。近年のWordCamp Tokyoにきた方は、カメラを持った巨体スタッフを見たかもしれないが、彼が戸田氏である。WordCamp Toykoはオフライン開催が可能になるまで延期という決定が下され、また日本国内のWordCampも結局はWordCamp Ogijima 2020 しか開催されなかったので、より大きな枠組みでのチャレンジということになったようだ。本来は地域ごとに開催しなければならないWordCampが新型コロナ対応の特例措置で「国」単位での開催が可能になったことも関係している。
蓋を開けてみると、日本で2020年に開催された WordCamp は1つ、WordCamp Ogijima のみでした。
これまで違う地域で年に複数回開催されていた WordCamp がなくなってしまい、コミュニティーメンバーはどこか心にぽっかりと穴が空いてしまったのではないでしょうか。
私はそうでした。気心の知れた間柄のコミュニティーメンバー、久しぶりに話す仲間、コミュニティーイベントで知り合う新しい仲間 ー そんなみんなが「集える場」をなんとか再開出来ないかと考えました。
WordCamp Japan 2021 (オンライン) 実行委員募集のお知らせ
日本全体という意味では初の試みだが、Capital Pでも紹介したWordCamp Ogijima 2021でのオンライン開催ノウハウが生きることだろう。
スタッフ募集は12/18まで
現在は運営スタッフを募集中。50名を募集するようだ。WordCamp Tokyoだとだいたい100名ほどのスタッフ数だったので、約半分といったところ。ただ、「当日ボランティア」の意味付けが変わってくるはずなので、サポートスタッフに求められるコミットメントは多少変わるのではないだろうか。
スポンサーのあり方も検討中のようで、「サポーターと変えるという案も出て」いるそうだ。都市部のWordCampで最も大きい割合を占める費用は会場費なので、スポンサーに求める出費も桁が変わってくるだろう。
興味のある方はWordCamp Japanサイトから応募フォームをのぞいてみて欲しい。
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