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Classic Editorのサポートは2021年末まで

makeブログに投稿された記事”Classic Editor Plugin Support Window“によると、Gutenberg以降も既存のエディタを使い続けるためのプラグインClassic Editorのサポートが2021年末までに決まったようだ。以前、Capital Pでは「五年ぐらいサポートするのではないか」と予測したが、思ったよりも少し早くサポートを打ち切る予定のようだ。

もちろん、記事中のQ&Aによると、サポートを完全に打ち切るわけではなく、2021年にもう一度サポートを継続すべきか再検討するとのこと。もしClassic Editorがあまりにも多くに使われているようであれば、そこで延長の判断を下す予定のようだ。

この発表の背景

さて、この記事のコメントを見ると、いくつかの拒否反応が散見される。

筆者の邪推ではあるが、この告知はおそらくGutenbergに移行してほしい人々が「ちゃんとGutenbergに移行しないとエディターが使えなくなるよ」というプレッシャーをかけるために発表したのでないだろうか。

WordPress 5.0は延期すべきか?

さて、この記事とときを同じくして、WordPressのSEOプラグインとして有名なYoastの代表であるJoost de Valkeが”WordPress 5.0 needs a different timeline“と題する記事を投稿し、賛同者を得ている。要するに、WordPress 5.0のリリースは11/19から延期すべきだ、アクセシビリティに問題を抱えているし、土日もコミットを続ける過密スケジュールで動いている、というわけだ。

Yoastブログより。たしかにイシューやPRがβ2にも関わらずけっこうある。

Gutenbergがいまも実質的に開発中の状態であり、ドキュメントもないまま何度も作り直しを余儀なくされることにフラストレーションを募らせているテーマ・プラグイン作者も多い。前述したYoastのブログには歴代のリリースリードやコア・コミッターを含めて賛同する者も多く、John Blackbournなどは「しばらくWordPressコアに関わるのやめるわ」と宣言するほどだ。有り体にいえば、Gutenbergを主導してきたMatt Mallenweg率いるAutomattic関係者以外の民忠が低下している状態だ。

はたして、当初の予定どおり再来週にリリースされるのか、固唾を飲んで見守りたい。

なお、私見ではあるが、Gutenbergによってもたらされた様々な軋轢について筆者は中立的な立場だ。たしかにGutenbergのリリースは性急だった。筆者がトップハム・ハット卿であれば、「君たちは混乱と遅れをもたらした」とAutomatticの面々に忠告したことだろう。しかし、強引なリーダーシップによって革新的なプロダクトがもたらされることもまた歴史が証明している。結果がどうなるにせよ、新たなものを生み出そうとする野心が世界をよくしていくことを筆者は信じている。

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原著ウィルバート オードリー

イラストロビン デイビス

早野 美智代

発行小学館

発売日2008年11月1日

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