WordPress 7.2からランダムなページにリダイレクトする謎機能が実装されることに

暗い背景に多数のWordPressロゴが中心から放射状に広がっている

makeブログでの発表”Your Content Is Going To Get More Random!“によると、今年12月のリリース予定のWordPress 7.2には /random にアクセスすると、ランダムな投稿に飛ばされる機能が実装されるようだ。「なんのために?」という機能だが、どうもこれはマット・マレンウェグが繰り返し要望していた機能で、自身が開発したプラグインRandom Redirectをコアに入れたかった、というのが実装の理由らしい。ガバナンスの透明性が問われる意思決定プロセスだ。

tracのチケット#64498によると、かなり反対はあったようだ。

  • 80%ルールに反している
  • 元のプラグインは200インストールしかないし、必要ないのでは?

WordPressのコアは、常に堅実な基本機能のセットを提供し続けます。コアは軽量かつ高速であるように設計されており、今後もその姿勢は変わりません。私たちは常に、「X機能はいつ実装されるのか」や「なぜXプラグインがコアに統合されていないのか」といった質問を受けます。大まかな指針として、コアはエンドユーザーの80%以上が実際に評価し、利用する機能を提供すべきです。もしWordPressの次期バージョンに、大多数のユーザーがすぐに無効にしたくなるような機能や、自分たちは絶対に使わないと思うような機能が搭載されてしまったら、それは失敗です。80%の原則を貫けば、そのような事態は決して起こらないはずです。

WordPress.org “Philosophy – “Clean, lean, and mean”を和訳

makeの発表にも反対意見は多く、エンタープライズサイトのユーザーなどは怒り心頭だ。とくにランダムなクエリはMySQLへの負荷も高く、コンテンツ数の多いサイトでは大問題となる。しかもデフォルトオンで、フィルターでオフにする必要がある。これが実際にリリースされたら、かなりの反発が起きることは間違いない。

Pinaple on Pizzaもそうだったが、考案者(Matt)はこれが面白かったのだろうが、大半のユーザーは別に面白いと思っていない。筆者は自身が中年男性だから自戒を込めて書くのだが、権力を持った中年男性の「面白いことを言おう」という勇気はどこから出てくるのだろうか。マットがAutomattic社内で「コンテンツがランダムに出てきたら面白くない?」といっても、社員は反対しないだろうが、それは社長が怖いから阿おもねっているだけで、心の底からは笑っていない。人生を通じて面白いことをいうことに賭けてきたから面白いのではなく、偉いから周りが忖度しているのである。我々の命の砂時計を無駄遣いしないでほしいものだ。

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