Community Code of Conduct (コミュニティー行動規範)策定の会議が9月6日、SlackにてKickoff Make WordPress サイト内の Team Updates に予告が出ました。コミュニティーにおける行動規範の作成をするためのミーティングが Slack で開催されます。Google Manifesto問題が激しくなっているタイミングでもありますので、Code of Conduct とは何か、またWordPressのコミュニティーの最近の動きについてまとめてみたいと思います。(末尾に会議同時翻訳イベント考察あり)。

Make WordPress サイト内の Team Updates に予告が出ました。コミュニティーにおける行動規範の作成をするためのミーティングが Slack で開催されます。タイムラインでは、Google Manifesto問題がすごいことになった後に銅像問題でアメリカが激しく揺れているタイミングでもありますので、Code of Conduct とは何か、またWordPressのコミュニティーの最近の動きについてまとめてみたいと思います。(末尾に会議同時翻訳イベント考察あり)。

Code of Conduct, 行動規範とは、なんでしょうか。

長い定義をこちらにみつけました(International Federation of Accountants. 要ログイン)

a set of rules outlining the social norms and religious rules and responsibilities of, or proper practices for, an individual, party or organization.

個人、団体、組織における、社会的規範、宗教規律、及び、責任や適切な行動実践について概説した一連のルール。

実例としては、Coraline Ada Ehmke が起草してオープンなライセンスで発展してきた Contributor Covenant や、行動規範 | PyCon JP 2017 in TOKYOLEGO社のとそのグループ企業Google Code of ConductUbuntu Japanese Team、そして WordCamp のものなどがあります。

私の言葉では、イベントや開発コミュニティー、会社その他の団体において、人種や性差(性的/ジェンダーアイデンティティ、性的指向、生物学的)、経験値、宗教その他の要素にかかわらず、すべての人たちが歓迎される場所を作り、逆にあらゆる種類のハラスメントを排除することを明文化し、参加者に同意を求め、それによってそのコミュニティーに多様性を確保しようとする文面とその内容、という感じでしょうか。企業等においては不正、汚職、法律違反などを防ぐための条項も盛り込んでいたりもします。

WordPress.org コミュニティーの行動規範

今回以下のポストで提言されている行動規範は、これまでにも存在していたイベントの行動規範とは違うもので、そのスコープはフォーラムやチケット、Slack/IRCでのチャットを含むものになります(スコープ自体についてもまだ未定義)。そのため、Community Code of Conduct という新しい名前とCCoC という省略形が設けられています。

Community Conduct Project – Kick off meeting scheduled for 17:00 UTC on the 5th September 2017

上記の投稿によれば、以下のような開催概要となっております。

  • 2017年9月6日水曜日 2:00(午前2時ですよ!夜中です笑)
  • 場所は Slack の #community チャンネル
  • ゴールは2つ設定されている。
    • a) CCoC を作り、WordPress.org に掲載し、全コミュニティースペースにおける、全コミュニティーメンバーのための安全性、包括性(inclusion)を促進させること。
    • b) CCoC 案件が発生した場合の、報告、取扱、解決のための仕組みを作ること。
  • ゴール達成のために以下のことが問われている。
    • WordPress コミュニティーメンバーとは誰?
    • どの空間で CCoC は適用される?
    • どういう状況があればある個人がコミュニティーメンバーとして行動したと捉えられる?
    • CCoC が守ることに価値や理想とは?
    • その価値と理想に立脚した場合に、個人がWordPressのコミュニティースペースにいるときの期待値とはどんなものか?
  • まずはたたき台となるドラフトを作るが、その作業は以下のように行われる
    1. 既存の行動規範をコミュニティーがレビューし、インプットを増やす。(あと、コミュニティーが参加できる調査アンケートも)
    2. フィードバックをレビューしカテゴライズする
    3. 1と2にもとづきドラフトを改訂

そうしてこの会議なんですが、もし希望者がいれば、夜中の2時からなんですけども(笑)、たとえばGoogle HangoutとかでSlackのチャンネルを開き投稿されている内容・流れなどを口頭でバンバン翻訳して、言いたいことがあったら文面を考えて投稿する、というちょっとイベントっぽいこともやろうかな、と思うので、やってほしい人はコメントください。

Javier Molina

“Community Code of Conduct (コミュニティー行動規範)策定の会議が9月6日、SlackにてKickoff”への2件の反応

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