Matt MullenwegがGitlabのボードメンバーに就任

すでにTechCrunchなどで報じられているが、Gitのホスティングツールおよびサービスを提供するGitlabの取り締まりにMatt Mullenwegが就任した。Gitlabの資金調達と同タイミングでの発表である。

Gitlabとは?

Gitlabは自分専用のGithubを作れるオープンソースソフトウェアの名前であり、Gitlab.comではホスティングサービスを行なっている。今年の頭に本番データベースを間違って消す事故を起こしたので、知っている方もいるだろう。復旧作業をYoutubeでストリーミングするという情報開示の仕方に共感を覚えたエンジニアも多かったはずだ。

Database(removal)Specialistといまだに書いてある

WordPress.orgとWordPress.comの関係が、セルフホスト型のGitlabとSAASとしてのGitlab.comの関係に似ていることも印象的だ。

Matt Mullenwegの投資活動

さて、WordPressの共同創業者Matt Mullenwegは、Automatticの経営者であるとともに、投資家としての側面も持つ。

筆者の知る限りではあるが、Mattは日本進出時に3rd Waver Coffeeとして話題になったブルーボトルコーヒーにも投資しており、東京のショップがオープンするには来日していた。今回のGitlabボードメンバー就任とネスレがブルーボトルコーヒーの株式を取得したことが関係あるのかどうかまでは、筆者の勉強不足により不明である。

なにはともあれ、MattがGitlabの取締役会に入ったことで、色々な想像を巡らせることができる。WordPressのコントリビューターたちの間でたびたび話題になる「そろそろSubversionからGitに移行しよう」という深淵な問いかけに一つの答えが出るのかもしれない。

AutomatticはJavascriptに多大な投資をしており、mongoosekueのようなNode.JSツールののオーナーになっている。mongooseを使っていた筆者は、途中からオーナーがAutomatticに変わって「あれ?」と思ったものだ。

そうした投資の結果がCalypsoを経てGutenbergのようなプロジェクトに結実したりもするので、今後のムーブを予想してみると面白いかもしれない。

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