JetpackがElascticsearchサービスを導入へ

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つい先日、Jetpackが5.4がリリースされたが、ベータ機能としてElasticsearch検索を試すことができるようになった。いまのところはプロプランのユーザーのみが利用できる。

Elasticsearchとは?

さて、WordPressユーザーでElasticsearchについて詳しいという人も少ないと思うので、いちおう説明しておく。

ElasticsearchはElastic社が開発した検索専用のデータベースである。WordPressが採用するMySQLも検索機能はついているが、それをより高機能にした形だ。コーポレートサイトなどではあまり縁がないが、ソーシャルゲーム開発などをしている場合、Kibanaなどのデータ解析・BIツールと併用され、いわゆるビッグデータ解析に使われることが多い。

WordPressでよくつまずくポイントとして「検索が遅い」という問題点がある。ブログ記事などであれば問題ないが、複数のタクソノミーが紐づいた数万件の投稿を扱う場合、検索が堪え難いほど遅くなる。

この「検索が遅い問題」はデータベースの性能をアップしても解消しないことが多く、とりわけ全文検索が必要な場合、その傾向は顕著だ。これのなにが問題かというと、アプリケーションのロジックに精通しなければいけないことである。

WordPressに限らず、なんらかのソフトウェア・フレームワークで開発を行う場合、「よくわかんないけどなんかちゃんと動く」というのが最大のメリットである。しかし、必須要件(この場合は検索)が期待する性能に及ばない場合、アプリケーションの隅から隅までひっくり返して調べなければならなくなるのだ。

とりあえず検索に関しては、「検索をMySQLで行わない」というソリューションが可能であり、その実装先として適当なのがElasticSearchである。

実は10upがリリース済み

JetpackはWordPressに様々な機能を提供するプラグインで、今回もその機能が追加された形だが、実はElasticsearchに関してはすでに10upがElasticpressというサービスでリリース済みである。

コアコミッターも多く抱える10upのElasticpress

価格が月$299からと結構お高いのだが、筆者の感想としては「まあElasticsearchとかならビジネスユースだからそれぐらいかな」と思っていた。しかし、Jetpackのプロプランは月$29からである。はたして、Elasticpressの命運やいかに?

これまでもJetpackによって同じ機能を提供され、強力な打撃を受けて来たサービスは多い。CDN、バックアップ、セキュリティ、プレミアムテーマ……

もしあなたがなんらかのサービスを提供している場合、Jetpackに真似されないように注意した方がいいかもしれない。

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高橋 文樹

執筆者 高橋 文樹

小説家であり、WordPress開発者。WordCamp Tokyo 2016のリードオーガナイザー。山梨に土地を持ち、DIYで家を建てている。小説と家づくりとWordPress開発の3種競技があれば日本代表有力候補。

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