WordPressは極右をサポートしていると非難の声

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イギリスに存在するScottish Dawn(スコットランドの夜明け)という極右団体がWordPressを利用しており、それに対してNPO法人内務大臣から非難の声が上がっている。サイトを見る限り、WordPress.orgではなく、WordPress.comである。Scottish Dawnはすでにイギリスの反テロ法(Terrorism Act 2000)で指定を受けた団体の別名義であるため、それをホストし続けている WordPress.com に対して非難の矛先が向いた形だ。

どのような理由によって放置(=ホスティング継続)されているのかは不明だが、WordPressのGPLライセンスが保証している「利用の自由」は極右団体にも適用されうる、ということなのだろうか。もしそうならば、Automatticの方針もなかなかラジカルなFLOSS思想ということになり、興味深い。

これまでも筆者が紹介してきたスライドに「組長サイトの作り方」というものがあるのだが、これは冗談でもなんでもなく、オープンソースが「利用の自由」を謳うのであれば、指定暴力団の組長でもウェブサイトを持てるはずなのである。

これには良い側面もあるし、悪い側面もある。たしかに、極右団体や犯罪集団をサポートしてしまう可能性は規制すべきだと考える人は多いだろう。しかし、オープンソースとハッカー文化には「反権力」という性質があることも確かで、洋の東西を問わず、時の権力は様々な形で人々の表現を抑圧してきた。

はたして、WordPress.com はこの批判に対してどのように応えるのだろうか。また、オープンソースコミュニティはそれに対してどのような反応をするのだろうか。フェイクニュースやオルト・ライトといった新しい現象が起きている世界情勢を鑑みると、未来を占い事例になりそうな話題である。

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