昨日、WordPress4.9.3が出たばかりだが、早くも4.9.4がリリースされた。勘のいい人はお気付きのように、これは慌ててパッチを当てた緊急メンテナンスリリースである。
適用されたパッチはわずか一つ、4.9.3から導入された自動アップデートのバグ。
これは自動アップデートが行われなくなるバグなので、これまで快適に自動アップデートをしていたWordPressサイトは、4.9.3以降アップデートが自動で適用されなくなったしまう。
したがって、4.9.3にアップデートされた人は、すでにリリースされている4.9.4に手動でアップデートしなければならない。
追記:2018/2/7 10:49
犬の散歩中にiPhoneで慌てて書いたので「いますぐ」と表記したが、セキュリティリリースではないので、そんなに慌てる必要はない。
技術的な詳細はこちらのチケットとmakeのブログ記事に詳しいのだが、自動アップデートのAPIコールを減らそうとして追加した条件分岐が自動アップデート中に動かない関数だったので、4.9.3は自動アップデートを行えないバージョンになってしまったというわけだ。
if ( find_core_auto_update() ) { // ←この条件分岐が通らない do_action( 'wp_maybe_auto_update' ); }
必ず手動でアップデートを行わないといけないのは若干辛いが、大量のサイトを保有している方はWP-CLIなどでがんばって乗り切ろう。
コメントを残す