サンフランシスコ在住でGoogleのエンジニアである Alberto Medina 氏が、自身のブログにWordPressに関連する興味深い記事を投稿しましたので紹介します。
GoogleがWordPressエンジニアに対する求人を開始
この記事によると、Googleではオープンなウェブの発展を目指すという同社の使命を達成するために、WordPressエンジニアの募集を開始したとのことです。
Googleでは、かねてからプログレッシブウェブアプリケーションの普及を推進してきました。
https://developers.google.com/web/fundamentals/codelabs/your-first-pwapp/?hl=ja
彼らはこのプログレッシブウェブアプリケーションが、ウェブにおけるユーザー体験を大幅に向上させると信じており、この普及をさらに加速させるためにWordPressのエコシステムに積極的に関わっていこうと考えているようです。
この記事では、Googleは以下のような人材を募集していると、具体的なタスクが紹介されています。
- WordPressの次世代のエディター、Gutenbergへの貢献
- プログレッシブウェブアプリケーションに対応するなどの先進的なテーマの開発
- AMPプラグインの開発
- WordPressプラグインやテーマの品質をチェックするためのTideプロジェクトへの貢献
- WordPressのパフォーマンスや信頼性をチェックするための各種ツールの開発
多様なプレイヤーが集まり、ますます強力になりつつあるWordPressのエコシステム
Googleは、先日のWordCamp USにもスポンサーとして参加していましたが、日本でも何度かミーティングを行ってきました。
また、ホスティングコミュニティの設立や配布型ユニットテストの開発、ServeHappyプロジェクトなど、ホスティング企業との連携も具体的に進め始めました。
https://make.wordpress.org/hosting/
筆者がコミッターをしている WP-CLI プロジェクトでも Pagely などのいくつかのホスティング企業が、定期的に一定時間貢献してくれることを表明してくれています。
GoogleによるWordPressコミュニティへの参加に対する意思表示は、WordPressのエコシステムをますます強力にしていくでしょう。
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