Automattic傘下のECプラグインWooCommerceがこのたび新しくなったモバイルアプリを発表した。すでに App Store および Google Playで公開中。iOSに関しては去年からリリースされていたが、Android版にあわせて機能を刷新した形だ。
注意点としては、Jetpackによるログインが必要な点。WP Tavernによれば、WooCommerceサイトとJetpackを接続する際、このJetpackはWordPress.comにシャドウサイト(公開されていないサイト)を作成し、そのデータをモバイルアプリ上に表示するようだ。この挙動が一部のユーザー、特にエンタープライズサイトの運営者にとっては許容しがたいケースとなりそうだ。
すでにお伝えした通り、WooCommerceは弱点であった統計情報に注力すべく、独自のダッシュボードを作成している。このモバイルアプリも、ECサイト運営者向けに優れたUIを提供するという目的の一つなのだろう。ライバルはShopifyといったところだろうか。
ちなみに、筆者は自分で作った同人誌などを自前のWooCommerceやBoothなどのサービスで細々と販売しているのだが、発送を伴う商品の場合、モバイルアプリは結構便利である。EC専業で倉庫などがある場合を除き、発送業務は隙間時間を使って行うことになる。モバイルアプリがあると発送業務に取り掛かるタイミングを調整しやすい。電車に乗って家に帰る途中、商品在庫(本)がある自宅近くの書斎に寄って発送することができる。メールでも同等のことはできるのだが、売上管理や発送期限の確認などなど、ブラウザでログインしなくても確認できるのはありがたい。
もしあなたがWooCommerceサイトを運営しているのであれば、試しに利用してみてはいかがだろうか。最後に、利用画面のスクリーンショットを貼り付けておくので、ルック&フィールを確認してみてほしい。
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