WordPressでの開発をサポートする生成AI向けのエージェントスキルが公式リポジトリ WordPress/agent-skills に追加された。これは以前Automatticが公開したものだが、WordPressのプロジェクトとして正式に取り込まれた。
そもそも生成AIのコーディングエージェント(Claude, Codex, CLINEなど)に親しんでいない人は「Skillって?」と疑問に思うかもしれない。Agent Skillというのは、コーディングエージェントに特定の作業を行うよう指示する一連のセットである。たとえば、上記のリポジトリでは以下のような機能があるとされている。
wp-block-developmentGutenbergブロック開発(block.json、属性、deprecations)wp-block-themesブロックテーマ(theme.json、テンプレート、パターン)wp-plugin-developmentプラグイン設計、フック、Settings API、セキュリティwp-rest-apiREST APIのルート、スキーマ、認証wp-interactivity-apiInteractivity APIのdata-wp-*ディレクティブwp-phpstanWordPress向けPHPStan設定wp-performanceパフォーマンス最適化
インストールはREADEMに書いてある通りで、それぞれのコーディングエージェントごとに異なるインストール(例・Claude Codeなら ~/.claude/skills )に対応している。
試しに筆者も wp-project-triage をやってみたところ、次のように情報を解析してくれた。ディレクトリに含まれるソースが多すぎるとこけてしまうようだが、初見のプロジェクト導入時に実行してみるのは悪くないアプローチだ。

たとえば、phpstanを古いプロジェクトに導入するのは骨が折れる作業だが、コーディング・エージェントに任せておけば根気よく警告が消えるまで直し続けてくれるだろう。なにより、オリジナルの手法をやめてベストプラクティスに従うというのが、生成AI時代における最良のアプローチだ。
WordPress 7.0から wp-ai-client を導入しようというプロポーザルも出ている。この後、各プラグインが次々にAIを導入してくるだろう。筆者も自分で公開しているHamelpというプラグインに生成AIを導入し、FAQコンテンツについてAIが回答してくれるという「なんちゃってRAG」のような機能を実装してみた。

コアに生成AIクライアントが導入されれば、WordPressの開発に生成AIを使うだけでなく、WordPressのコンテンツに対する活用法も増えてくるだろう。
ところで、筆者は生成AIの誕生によって脳汁が出っぱなしなのだが、みなさんはどうだろうか。この脳汁全開の日々が単なる錯覚でないと良いのだが。
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