WordPress 5.1 は PHP 5.5 以下の使用に対して管理者へ警告を通知

2月21日 にリリースを予定している WordPress 5.1 では「サイトヘルスチェック」として次の2つの機能が実装されます。

  • 「死のホワイトスクリーン」回避
  • 古い PHP バージョンへの警告

このうち、最初の件については既報のとおりです。プラグインの不具合等で画面が真っ白になり管理画面にログインできなくなる状態を通称で「死のホワイトスクリーン」と呼びますが、これを回避するコードを実装しています。

古い PHP バージョンへの警告

これまで WordPress は PHP 5.2.4 以降をサポートしてきましたが、2019年4月からは PHP 5.6 以上に、12月からは PHP 7.0 以上に最低要件を引き上げます。

WordPress 5.1 ではその事前通告として PHP 5.5 以下を使用している場合、管理画面に警告を通知します。なお、サイトの訪問者には警告は表示されません。

WordPress 5.1 RC1 のもの。リリース時には翻訳されているはず

ここで青いボタンの「Learn more about updating PHP」をクリックすると Codex 内の文書「PHP バージョンの更新」が開きます。

文書では PHP をバージョンアップすることでパフォーマンスが最大で3倍〜4倍向上し、セキュリティも改善することが説明され、続いてバージョンアップのための準備、具体的なバージョンアップ方法が紹介されます。

かなりくどい文章ですが、「Capital P」を購読している読者であれば当然のことも、レンタルサーバーを契約して最初に設定したきりのユーザーには分からないことだらけですから、できるだけ親切なガイドを目指しています。

具体的なバージョンアップ方法

さて、具体的なバージョンアップの方法については次のように書かれています。

バージョンアップの実際の手順はレンタルサーバー会社によって異なります。各会社に協力いただいたバージョンアップの方法について、こちらの文書 にまとめました。

文書には、日本のレンタルサーバー会社の PHP バージョンアップ方法へのリンクが記述されています。リンク先ではどの会社も非常に丁寧に説明していますので、ユーザーはあまり迷わずにバージョンアップできることと思います。

4月のサポート切れを待たずに是非、この機会に PHP をバージョンアップし、高速で安全な Web サイトを手に入れましょう。

なおこの記事を読んで自分の会社がない! と思われたレンタルサーバー会社の方は、該当の文書へプルリクを送るか、まで連絡くだされば、すぐに反映させていただきます。

ちなみにこのリポジトリを日本側でとりまとめたのは Capital P の宮内さんです。感謝!

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